「私立学校で教員をしているけど、転職をしたい。でも教員の経験やスキルを生かして働ける仕事ってあるのかな?」
教員と聞くと公立学校に勤務する公務員をイメージされることが多いですが、実は私立学校の教員もたくさんいますよね。
中学校や高校の私立教員が数としては多いですが、首都圏や関西圏なら私立小学校もたくさん存在します。
公立学校とはまた違う学校独特のルールや教育方針もある中で「このままこの学校で働いていて大丈夫だろうか」「学年主任などになったらより業務が増えて大変そう。今以上に忙しくなるのは辛い」と考えて転職を検討する先生もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、私立学校の教員からの転職を考えている先生に向けて、私立教員ならではの強みやおすすめの職業、転職方法についてご紹介します。
「できるだけ早く転職をしたい」と考えている方はもちろん、「すぐではないけど転職を考えている」という方にも参考になるかと思いますので、最後まで読んでもらえたら嬉しいです。
私立学校の教員から転職をする理由とは?
公立学校の教員に比べると若手の教員でも給料が高いこともある私立学校の教員ですが、転職を考える理由にはどのようなものがあるのか見てみましょう。
学校の教育方針が合わない
学校といっても、私立学校は会社と同じようなものです。各学校ごとに独自の教育方針があり、その方針に合わせて教育や授業を行っていくのが私立ならではですよね。
私立学校の先生は、この学校の教育方針と自分の考えが合わなくなって仕事がやりづらいと感じることが多いです。
私立学校教員になりたての頃はあまり深く考えていなかったものの、経験を重ねて行くうちに学校の方針や指導に対して「これはどうなの?」と感じることも少なくありません。
自分の意に反する説明を生徒にしなければならないこともあり、本音と建前のギャップに苦しむ先生もいます。
長時間労働や激務に耐えられない
公立学校教員の長時間労働がメディアなどでも問題視されていますが、私立学校によっては同じように長時間労働や激務が当たり前になっている学校もあります。
特に私立学校は部活動で強豪校と呼ばれている学校も多く、土日関係なく部活指導があります。
部活指導に情熱を持ってやっている先生はいいのですが、そこまで部活指導に一所懸命になれない先生もいます。
先輩の先生の手前なかなか休みも取れず、苦しんでいる先生も多いのではないでしょうか。
結婚・出産・育児などライフスタイルが変化した
特に20代30代の先生は、結婚や出産などのライフスタイルの変化によって私立学校では続けられなくなるケースもあります。
学校によっては、同じ学校の先生と結婚した場合はどちらかの先生が退職しなければならないケースもあり、転職を余儀無くされる場合もあります。
また家族ができたことで「もっと家族との時間を大切にしたい」と考えて転職を希望する先生もいますね。
他にやりたい仕事がある
教員の中には、自分の専門教科の知識を生かして他の仕事のチャレンジしたいと考える先生もいます。
前向きな気持ちでの転職ですので、転職先にもいい印象を与えやすくなる上、自分の納得する仕事につければやりがいを持って長く続けられるでしょう。
私立学校の教員ならではの強みとは?
仕事の対する責任感・危機感がある
私立学校は公立学校よりも多くの授業料を保護者からいただいているので、自然と授業に対する責任感を強く持つことが多いです。
また志望校合格や高い学力の定着を仕事の成果として求められるため「自分の授業で結果を出せるようにしなければ」という危機感を持っていることもあります。
この仕事に対する危機感や責任感は、他の企業で仕事をする上でも不可欠な考え方です。
転職活動の時に上手にアピールできれば「この人は自分の仕事に責任感を持ってやってくれる人だな」と好印象を与えることができますね。
学校(企業)の方針を考えて仕事をすることができる
学校の教育方針に合わせて授業や指導を行ってきた経験は、そのまま企業で働く上でも活かすことができます。
企業にもそれぞれの企業方針や目指すべき方向性があり、それに向けて一人一人の仕事をしていくという点では学校にいた時と同じと言えるでしょう。
そのため、転職を考えている求人先の企業方針や社内の雰囲気などは、しっかりと確認した上で応募することで転職の成功へと繋がります。
私立学校の教員におすすめの職業
私立学校の教員として身につけたスキルや経験を生かすには、やはり教育系の職業が中心になります。
しかし少し視点を変えてみると直接指導をする仕事以外の職業もおすすめです。
学習塾の講師
教員としての授業力や知識をそのまま活かすなら、塾講師は一番最初に考える転職先です。
即戦力としてすぐに授業を行うことができるため、塾側も歓迎してくれることが多いでしょう。
また講師だけでなく、教室運営を任せられる場合もあります。教育に関わる仕事を違う視点から続けていきたいと考えるなら、塾講師はおすすめです。
英語やスポーツなどの講師
学習塾以外にも、今は様々な習い事が盛んです。
英語教室やスポーツ教室、プログラミング教室、理科実験教室などその種類は多種多様。あなたの専門教科の知識や指導経験を活かすことができます。
ただし、企業によっては教員の頃に比べると給与は下がる可能性もあります。
営業職
教員ならではのコミュニケーションスキルを活かすなら営業職もおすすめです。未経験からの転職先としても人気の職業で、特に20代の採用が非常に多いです。
相手の話を聞いて悩みやニーズを解決する商品や提案をすることができるので、教員とはまた違ったやりがいを持つことができるかもしれません。
教材開発や企画
教員の時に使っていた教材を開発・企画する側になれる可能性もあります。教材開発や企画職にとって教育現場の様子を知っている人材はとても貴重です。
私立学校教員の転職には転職エージェントを利用すべき理由
ここまで私立学校の教員ならではの強みやおすすめの職業を見てきましたが、ではどのように転職先を探すのがいいのでしょうか。
求人を見つける方法はハローワークや一般的な求人サイトなど様々ありますが、教員が転職するときにぜひおすすめなのが転職エージェントの利用です。
一般的な転職サイトは求人が紹介されていて自分で良さそうなものを見つけて応募するというスタイルが一般的です。
簡単に求人が閲覧できるしボタン一つで気軽に応募もできるのがいいのですが、数千ある求人から自分にぴったりの求人を見つけるのは非常に大変で、結局迷ってどこにも応募できずに終わる・・なんてことも良くあります。
また求人選びから応募、面接などの転職に関わる全ての行程を、教員として働きながら一人で行うのはとても大変ですよね。
転職エージェントにはプロの転職アドバイザーがあなたを徹底サポートしてくれます。
面接の練習やビジネスマナーのセミナーなどを行っている転職エージェントもあるので、企業や転職のことがよくわからない教員でも安心して転職活動ができますね。
これだけの手厚い転職サポートを、すべて無料で利用できるというのもかなり嬉しいポイントです。
転職エージェントは一人一人に合わせた求人をマッチングするため、webから登録した後に面談を行います。
人によっては「忙しいのに面談なんて・・」「今すぐ求人を見たいんだけど」と思うかもしれませんが、
- 一人で地道に求人を探す手間が省ける
- 転職に関する相談がいつでもできる
- 一般には出ていない非公開求人が見られる
- セミナーや面接の練習も無料でできる
- 職場の雰囲気や環境などのリアルな話が聞ける
といったメリットを考えると、結局時間も労力も短縮できるので、忙しい教員にとってはかなり嬉しいサービスです。
教員からの転職におすすめの転職エージェント
多くの優良非公開求人があるエージェントを厳選して3つご紹介します。
どれか1社を選んで登録してももちろんいいのですが、転職エージェントによって扱っている求人は違うため、複数登録をして様々な視点から求人を提案してもらうのもおすすめです。
無料登録は3〜5分程度で終わりますので、転職を考え始めたらまず登録しておきましょう。
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