非常勤講師になって教員としての一歩を踏み出したものの、
「授業の準備が意外と時間がかかって辛い」
「実はあまり学校や子供が好きじゃないかも」
「生活するだけの収入を得るのが大変」
など、こんなはずじゃなかったという思いを抱えている方もいるのではないでしょうか?
どんなに憧れていた職業でも、実際に現場で働いてみると「あれ?」と感じることはありますよね。
そこでこの記事では、非常勤講師だけど辞めたいと思ったらやっておきたい3つのことについてご紹介します。
非常勤講師を辞めたいと決意の固い人はもちろん、まだ決めたわけじゃないけどぼんやり辞めたいと考えている人にも知っておいてほしいことですので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
非常勤講師を辞めたい理由とは?
収入を安定させたい
非常勤講師を辞めたい理由で多いのが収入面の不安です。
授業をした分だけ収入になるので、逆に夏休みなどの授業がない月はかなり厳しいという方も多いのではないでしょうか。
また社会保障の面でも非常勤講師は全て年金や納税など自分でやらなければならないことが多く、わずらわしさと不安定さを感じてしまいます。
意外と授業準備に時間がかかるのが辛い
「授業だけやってればいいから非常勤講師は楽」という声もありますが、受け持つ教科や授業数によっては授業準備が追いつかず毎日かなり自宅で仕事をしている人もいます。
特に大学を卒業したばかりの先生は全てが初めてでどうしても2年目以降の先生に比べると2倍以上の時間がかかります。
授業準備が好きで情熱を持ってできればいいですが、かなりの負担に悩み続ける先生も多いです。
教員がやっぱり向いていないと感じた
非常勤講師として初めて学校現場で働いてわかることはたくさんあります。
「教員免許はとったものの、教員の仕事にはそこまで興味を持てなかった」
「何年も非常勤講師として働いているうちに教員の仕事にやりがいを感じなくなってしまった」
「もう教員採用試験を受け続けるのが疲れた」
と、自分にはやっぱり教員は向いていないと気づいて転職を考える先生もたくさんいます。
またこの他にも、他の先生や生徒、保護者との関わりに悩む人間関係が理由であることも多いようです。
1つの理由だけではなく、いくつかの理由を持っている方も多いでしょう。
非常勤講師を辞めたいと思ったらまずやるべきこと
「もう非常勤を辞めたい!」と決めたら、まず何をすればいいのでしょうか?
辞める時期を確認する
まずは非常勤講師を辞める時期を確認しましょう。
期間限定での雇用である非常勤講師の場合は、契約満了時や年度末が一番辞めやすいです。
この時期の退職であれば、生徒や周りの先生にも一番迷惑をかけずに辞めることができるので、気持ちよく次のステップへ踏み出すことができますね。
ただ中には、体調や精神面、家庭の都合などでやむを得ず契約期間中や学期途中に辞めることもあるかもしれません。
この場合は生徒や周りの先生、学校に迷惑がかかることは必須ですので、できる限り引き継ぎなどで誠意を尽くして辞めるように努めましょう。
いつ辞めることを伝えればいい?
契約満了の場合は、契約が切れる数ヶ月前に管理職の方から来年度(次の期間)についての話し合いの場が提案されることが多いです。辞めたいと伝えるのはそのタイミングで大丈夫です。
もし管理職の方から何も話し合いの場についての提案がなければ、さりげなく「来年度についてのご相談っていつごろからですか?」と聞いてみるのも手ですね。
直接管理職に聞きにくい場合は、同じ非常勤の先輩先生に聞いてみると例年の時期を教えてもらえることが多いです。
辞める理由を考えておく
人によって非常勤講師を辞めたい理由は様々ですが、「授業準備が辛い」「人間関係」「教員が向いていない」といったネガティブな理由は言わないほうがいいでしょう。
辞めると伝えてから数ヶ月は今の学校で仕事をしなければいけませんし、管理職に「改善するからもう1年やってくれ」と言われてしまうと辞めにくくなってしまいます。
できるだけ前向きで、深くは話しづらい理由の方がいいですね。
- 教員採用試験の勉強に集中したい
- 結婚や家族計画を考えている
- 異業種への転職にチャレンジしたい
- 留学や資格取得などのやりたいことがある
このような家族のことや自分の夢などがおすすめです。
辞めた後のことを考える
非常勤講師を辞めたいと思ったら、辞めることだけではなくその先のことも当然考えておかなくてはなりませんよね。
体調や精神面で休養が必要な場合はまた別ですが、辞めた後にすぐ仕事をすることの方が多いでしょう。
辞めた後にスムーズに次の仕事に就きたいのであれば、辞める前から考えて行動しておくことが大切です。
非常勤講師の経験を活かすなら
非常勤講師としての経験やスキルをできるだけ生かした仕事をしたいのであれば、やはり教育系の仕事がいいでしょう。
「私立学校の教員」として働くほかにも「塾講師」「英語やプログラミング、理科教室講師」など、今では様々な教育系の講師の仕事があります。
特に首都圏や関西圏などの都会では種類も多く、経験をしっかりとアピールできれば採用されやすいかもしれませんね。
異業種への転職をするなら
教育とは関係のない異業種に転職をすることもできます。
コミュニケーション力を生かした人と接する仕事や、授業案づくりの経験を生かした企画や開発などに関わる仕事もおすすめです。
できれば転職に詳しいアドバイザーの方と相談しながら、あなたの強みを生かした職業へ転職するのが、一番失敗が少なくサポートもしっかりしてくれるので安心です。
転職エージェントへの登録をしておこう
教育系・異業種への転職を考えているなら、早めに転職エージェントへの登録をしておくのがおすすめです。
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