先生たちの悩み

学級崩壊で仕事が辛い。原因と解決方法は?

「学級崩壊で毎日の授業が辛い。どうしたらいいんだろう?」
「学校に行くのも苦しい。なんでこうなってしまったのか…。」

教員が向き合わなくてはならない、学校ならではの問題でもある学級崩壊。

自分の担当しているクラスで学級崩壊になると、ものすごく辛く苦しいですよね。

この記事では、学級崩壊に悩み仕事に行くのも辛いと感じている先生へ向けて、原因と解決方法をご紹介したいと思います。

すぐにできる対策もありますので、少しでも解決の手助けができたらうれしいです。

そもそも学級崩壊とはどんな状態のこと?

一言でいうと学級崩壊とは「授業ができない、しにくい状態」のことです。

より具体的な例を挙げると

  • 授業中でも生徒が立ち歩く、騒ぐ
  • 先生の発言の揚げ足をとる
  • 授業に関係のないものが机の上に出ている

などがあります。

学級崩壊の原因にはどんなものがある?

学級崩壊に苦しんでいる先生に向けた記事の中でこのようなことをいうのは心苦しくもあるのですが、学級崩壊の原因は教員側にあることが多いです。

まだ教員としてのキャリアがない若手の先生のクラスがなりやすい印象もありますが、逆にベテランの先生のクラスや授業でも学級崩壊が起こることは多々あるんです。

学級崩壊の原因としては、次の3つが主に考えられます。

教員が授業の主導権を持てていない

若手の先生のクラスで学級崩壊になる原因として多いのが、教員が主導権を持てていないことにあります。

生徒の反応や言葉の1つ1つに反応しすぎて、いつの間にか生徒の好き勝手な発言や行動で授業時間が終わってしまうという状態になるでしょう。

特に「生徒主体で授業を進めたい」と考えている先生に多い傾向があるようです。

近年生徒主体の発言をメインとしたアクティブラーニングという授業方法が注目されていますが、これも教員が決めた範囲内で自由な発言を引き出すもので、実はかなり授業スキルやテクニックなどが必要となります。

確かに生徒の自主性を育てたいという思いはわかるのですが、しっかり手綱は教員が持った状態で学級運営をしないと、どんどん暴れ馬になっていきます。

教員と生徒間で信頼関係が構築できていない

人と接する仕事はすべて信頼関係の上で成り立っています。

それは教員と生徒の間でも一緒です。生徒指導に熱心だったりクラスのすべてをしっかり管理したいベテランの先生に多いタイプですね。

特に小学校高学年や中学生になってくると、頭ごなしに力で管理しようとすると必ず反発します。

  1. 生徒を管理しようとして厳しく叱る
  2. 「話を聞いてくれない、信頼されていない」と生徒が反発
  3. 反発を抑えるためにさらに厳しく指導する

と、どんどん学級崩壊へのループへとはまってしまう構図ですね。

この場合はやはり

  • 生徒の話を聞く
  • 褒めるところは褒める

などのメリハリをつけて少しずつ生徒との信頼関係を築いていく必要があります。

1つ目の原因と正反対の原因なので混乱するかもしれませんが、つまり主導権と信頼関係のバランスが大切ということですね。

生徒にとって魅力的な授業ができていない

生徒が授業中に学習に集中できない状態というのは理由は様々ありますが、まず考えなければいけないのが「生徒にとって魅力的な授業ができているかどうか」ということです。

自分の興味のあるものや楽しそうと感じるものであれば、子供だけでなく大人でも気になりますよね。

生徒が授業に興味を示さないということは、きつい言い方になりますが「先生の授業はつまらない」とアピールしているのと同じです。

自分と向き合うのは辛いことですが、独りよがりの授業になっていなかったか、本当に生徒の興味を引きつける授業ができていたかどうかを自問自答してみましょう。

「家庭環境が良くないから」「親のしつけが悪いから」は学級崩壊の原因ではない

よく学級崩壊の理由として「家庭環境が良くない地域だから」「あの子は親のしつけができてないから」と言う先生がいます。

確かに学区によっては家庭環境がいいとは言えない地域もありますし、親のしつけも重要です。

しかし、それが原因で学級崩壊したと言うのはちょっと責任転嫁をしているのではないかと感じます。

なぜ私がこのように考えるかと言うと、学級崩壊は私立学校でも起こるからです。特に私立の小学校や中学校は金銭的にも恵まれている家庭が多く、親も教育熱心がゆえに私立に入れることも多いです。

それでも学級崩壊が起きるのは、教員や学校の体制に何かしら問題があると考えるのが自然ではないでしょうか。

他人を変えることはできません。

学級崩壊を学校以外のせいにする前に、まずは学校内でできることに目を向けてみましょう。

学級崩壊を解決する方法とは?

他の先生にもクラスに入ってもらう

一度学級崩壊になってしまうと、あなた一人だけではどうにもできません。

まずは同じ学年の先生や学年主任の先生にクラスが荒れていることを伝えて、できれば一度クラスや授業を見に来てもらうのがおすすめです。

程度によっては、管理職の協力も仰ぐ必要もあるでしょう。

「自分の力不足を他の先生に見られるなんて恥ずかしい」と感じる方もいるかもしれませんが、学級崩壊を解決するためには客観的にクラスやあなたの指導を見てもらうことが必要です。

また一時的ではありますが、他の先生がクラスに来ることで大人の目が増えて少し落ち着いて授業が進められるのもメリットですね。

授業の質を上げる努力をする

他の先生の視点で授業の様子を見てもらえたら、ぜひ改善点を聞いて授業の質を上げる努力をしましょう。

先ほどにも言ったように、クラスが荒れてしまうのは教員の力量による部分も多いです。

もちろん一朝一夕で授業の質が上がることはありませんが、これから教員を続けていくのであれば、学びのチャンスと考えていくのがおすすめです。

目立っていない子に目を向ける

少しクラスの中を客観的に見てみると、学級崩壊をしているクラスの中でも頑張って授業を受けようとしている子はいるはずです。

つい教員に反抗的な態度をする生徒が目につきやすいのですが、目立っていないけど頑張ろうとしている子にぜひ目を向けて褒めてあげてください。

もしクラス全体で褒めることが難しければ、休み時間などに個別に伝えてあげるのもいいですね。

「先生は自分の頑張りを見てくれている」と信頼してくれる子が増えるほど、学級がよくなる可能性も高くなるでしょう。

「学級崩壊で辛い、もう限界」と感じている先生へ

ここまで少し厳しいことも含めて、学級崩壊の原因や解決方法についてご紹介してきました。

学級崩壊で辛い思いをしている中、ここまで読んでいただいてありがとうございます。

しかし中には「もう書いてあることは全部やっている、それでも辛くて限界だ」「周りの先生の協力も得られにくい、教員を辞めるかどうかまで追い込まれている」という方もいるかもしれません。

辛いですよね。

まるで周りに誰も味方がいなくなったかのような気持ちにもなっているのではないでしょうか。

先ほど「他人を変えることはできない」と言いましたが、自分や自分の周りの環境を変えることはできます。

だからこそまずは教員として何か改善できるところはないかを考えることが必要だとここまでお伝えしてきました。

しかしもう改善の余地がない、教員を続けることすら辛いのであれば、教員以外の仕事へ転職することも考えてみませんか?

教員以外にあなたの得意やこれまでの苦労が活かせる仕事は必ずあります。

教員免許をとって試験に合格したからといって、一生歯を食いしばって教員を続ける義務はありません。

周りからはいろいろ言われるかもしれません。

でもあなたの人生を決めるのはあなたです。

転職によってまた悩むことや大変なこともあるかもしれません。

でも今の追い込まれた状況よりは良いはずです。

どんな選択をしても、自分で決めたことであればきっと良くなります。

よかったら選択肢の一つにしてみてくださいね。