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非常勤講師

教員の非常勤講師と常勤講師の違いは?自分の働き方に合わせて選ぼう

教員と一言で言っても、実はいろいろな雇用形態があります。一般企業で正社員だけでなく派遣社員や契約社員があるのと同じですね。

教員採用試験に合格して教員になる以外の働き方としてよく聞くのが「非常勤講師」と「常勤講師」ですが、いまいち違いがよくわかっていないという人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、教員の非常勤講師と常勤講師の違いについてご紹介していきます。

この記事はこんな人におすすめ
  • 非常勤講師と常勤講師の違いがよくわからない
  • 教員を目指しているが、どんな働き方があるのか知りたい
  • 教育に携わりたいが、自分はどんな働き方があっているのか知りたい

非常勤講師と常勤講師って何が違うの?

非常勤講師と常勤講師は言葉はよく似ていますが、その雇用形態や収入面では大きな違いがあります。

非常勤講師のイメージは「アルバイト」

仕事は授業のみのことが多く、1コマ(1授業)単位や時給で授業をした分だけ給与が発生します。

複数の学校で授業を持っている先生も多く、様々な学校を経験することができます。公立学校でも私立学校でも募集をしています。

常勤講師のイメージは「契約社員」

仕事内容は正規教員とほぼ同じ仕事を任されます。

担任を持つことはできない場合が多いですが、授業以外にも部活指導や生徒指導、行事の準備などにも携わることができます。

給与は正規教員よりは低いものの、月の収入は決まっているので安定した収入を得ることができます。公立学校でも私立学校でも募集をしています。

このように、非常勤講師と常勤講師は働き方に大きな違いがあります。

どちらがいい悪いはありませんが、働き方や収入の面では差があるため、自分にあった働き方を選ぶ必要がありますね。

公立学校の場合は非常勤も常勤も教員のスキルやキャリアアップとしてのアピールにはなりますが、正規教員になるためには教員採用試験は受ける必要があります(一部の自治体は経験者は一時試験免除などの対応をしているところもあります)。

一方私立学校の場合はそれぞれの学校にもよりますが、働きぶりやタイミングによっては「非常勤→常勤→本採用」とそのままステップアップできる場合もあります。

非常勤講師と常勤講師の違いがわかったところで気になるのが、「自分にはどちらの働き方があっているのか?」ということですよね。

自分にはどんな働き方があっているのか、確認してみましょう。

非常勤講師はこんな人におすすめ

授業をすることだけに集中したい

非常勤講師の良さは何よりも授業だけに集中できるということです。

常勤講師や正規教員だと部活や校務分掌などの様々な仕事を同時にこなさなければならないので、どうしても授業準備は後回しにしがちです。

教員のキャリアを始めたばかりの先生にとっては、しっかりと準備をして授業に臨むことができるので、スキルアップとしてもおすすめの働き方ですね。

仕事もプライベートも充実させたい

仕事だけでなく、プライベートや趣味の時間もしっかりと確保して充実させたいなら非常勤講師の働き方がおすすめです。

子育て中の主婦の方や、教員採用試験の勉強をしたい人は自分の時間も持ちやすいです。

また非常勤講師の先生の中には副業として取り組んでいる人もいるので、別で仕事を持っている人にも合う働き方ですね。

複数の学校を経験してみたい

非常勤講師の多くはいくつかの学校を掛け持ちしながら授業をしています。

常勤講師になると1つの学校しか見られないので、いろいろな学校の様子や授業の仕方、子供達の様子を見て見たいという場合にもおすすめのは働き方です。

特に私立学校の掛け持ちはそれぞれに校風や特色が違うので、いろんな視点で学校現場を見ることができておもしろいですよ。

常勤講師はこんな人におすすめ

授業以外の部活や生徒指導にも関わりたい

常勤講師として働くメリットは、やはり正規教員と同じような業務を経験することができるということです。

授業以外にも教員の仕事はたくさんあり大変なことも多いですが、その分やりがいも非常勤講師に比べると多いでしょう。

また非常勤講師とは違い1日学校にいるので、生徒や他の先生との関わりが深くなるのも、将来教員を目指す人にとっては嬉しい経験ですね。

安定した給与が欲しい

授業をした分しか収入が得られない非常勤講師と比べると、常勤講師は正規教員よりは低くなりますが毎月安定した収入を得ることができます。

ボーナスや社会保障もしっかり受けられますので、家族を支えるお父さんや将来結婚を考えている男性にはおすすめです。

1つの学校でしっかりと教員をしたい

日によって学校や生徒が変わるよりは1つの学校でしっかりと経験を積みたい場合は常勤講師の方がやりやすいでしょう。

1つの学校で1年間勤務をすると、次第に生徒の特徴や職員室の雰囲気などがより理解できるようになり、居心地の良い職場で仕事をすることができます。

どちらも教員を続けていくかを考えられる働き方

非常勤講師も常勤講師も、どちらも基本的には雇用期間が決まっているのでずっと同じ働き方をするのは難しいです。

しかし教員の仕事ややりがい、苦労や楽しさなどを身を以て体験できる働き方でもあるので、これから教員を続けて行くかどうかをしっかりと考えられるチャンスの期間であるともいえるでしょう。

非常勤講師でも常勤講師でも「やっぱり楽しい!これからも教員として働いて行きたい」と思えれば採用試験に対する覚悟も変わってきます。逆に「現場で働いてみたら、やっぱり自分がやりたいのは教員ではないかも」と気付ければ、早い段階で次のキャリアを目指すことができますね。

もし「教員ではないかも」と感じたのなら、企業への転職も考えてみるのもおすすめです。

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