学校現場での働き方改革がなかなか進まずに苦しんでいる先生が多い中、教員から一般企業への転職を考えている先生も多くいます。
このページを見ているあなたも、転職を考えてたどり着いたのではないでしょうか。
しかしネットでいろいろと調べていくと「教員の転職はうまくいかないことが多い」という記事がたくさん出てきます。
私は教員から一般企業へ転職したのですが、なぜ教員の転職はうまくいかないと言われているのでしょうか?
そこでこの記事では、教員の転職がうまくいかない原因と、転職を考え始めたら意識すべき大切な3つのことについてご紹介します。
- 教員からの転職を考えているが、まず何からすればいいかわからない
- 教員からの転職はやめた方がいいと言われ戸惑っている
「教員の転職はうまくいかない」と言われる理由とは?
一般的な社会人マナーが身についていない
教員の多くは大学や大学院を卒業してすぐに教員を志す人が多いため、一般的な就職活動をせずに教員採用試験のみをやってきているがほとんどです。
そのため多くの学生が就活の時に学ぶべき社会人としてのマナーや常識を知らないまま大人になっていることが多いのです。
私も教員から転職するまで名刺の交換すらほとんどしたことがなかったため、「20代後半の社会人なら当たり前にできているはずのことが、私は何も知らない」とショックを受けた覚えがあります。
会社の仕組みがわかっていない
学校というのは一般的な企業に務めている人からみるとかなり特殊な環境です。
同じような教育系の企業に転職する場合でも、組織の仕組みや働き方は学校とは大きく違うということをしっかりと認識しておく必要があります。
先生というプライドが捨てられない
一般的な会社で新卒の人間が複数の人に何かものを教えるという経験はそう多くはありません。
しかし人の前に立って常に指導する立場の「先生」をずっと経験していると、知らないうちに人から尊敬されて当たり前、感謝されて当たり前という感覚になっている人もいるようです。
また教員は教えることが好きな人が多いため、悪気なく上から目線で人に伝えてしまう態度をとることもあるので注意が必要です。
教員の転職を成功させるために意識すべきこととは?
「一から学ぶ」という謙虚な姿勢を持つ
教員として働いていた経験が転職先でも役立つ機会はもちろんありますが、多くの場面で初めて経験することばかりです。
どんなに教員での実績があったとしても、転職をすれば転職先の企業では1年生。常に一から学ぶつもりで謙虚な姿勢で仕事に望むことのはとても大切ですね。
転職の面接から謙虚に仕事に取り組みたい姿勢を見せることで、企業側も新しい環境でも頑張ってくれるのではないかと期待を持ってくれるかもしれません。
業界や希望企業の知識やルールを知る
すでに転職希望の業界や企業が決まっている場合は、その業界のルールや知識など最低限勉強しておきましょう。
全て理解をしていなくても、1つ目で挙げたように積極的に新しい環境について知っていこうとする姿勢が大切です。
転職に詳しい人からのアドバイスをもらう
すでに転職を経験した先輩からのリアルなアドバイスは、転職に関する不安や疑問を解消してくれることも多いので、周りに転職経験のある人がいればぜひ一度話を聞いてみるのがおすすめです。
周りに転職経験のある人がいない場合は、ぜひ当サイトの体験談や口コミを参考にしてくださいね。