世の中では働き方改革が叫ばれていますが、教員の働き方を問題視する声も最近多く上がってきています。
毎日の授業はもちろんですが、
- 保護者とのやりとり
- 部活指導
- 雑多な書類作成
- 長時間に及ぶ会議
など、挙げればきりがないほど改善してほしいポイントはたくさんありますよね。
将来的にはやはり教育現場全体での働き方改革をしてほしいものですが、そこまで待っていられない、我慢できないというのが現状ではないでしょうか。
そこでこの記事では、明日からすぐにできる教員の残業を減らすための方法を5つご紹介します。
- 定時に学校を出るのが夢
- 週1でもいいから明るいうちに帰りたい
- 家でゆっくり自分の趣味の時間を持ちたい
目指せ定時退勤!教員の残業解決方法
早朝出勤をする
放課後は保護者への連絡や部活の指導などで思うように時間が取れないことも多いですよね。
朝の時間であれば電話がなることもないし生徒もまだ登校していないので、自分のペースで仕事を進めることができます。
また「朝の1時間は夜の3時間に匹敵する」と言われるくらい頭がスッキリとしているので生産性が高いとも言われています。
多くの企業の社長や経営者も朝の時間を重視している人が多く、経営計画や中長期の会社の目標などを決める時間に当てている方もいます。
仕事内容を教員に置き換えると、事務的な作業よりもアウトプットが必要な授業計画などの仕事をすると、効率よく仕事を進めることができますね。
いきなり1時間早く早起きするのは大変ですから、まずは30分早い出勤をしてみるのがおすすめです。
授業の空き時間を有効に使う
中学・高校の先生であれば、自分の授業がない空き時間というのがありますよね。
職員室でコーヒーでも入れて休憩したい気持ちもわかりますが、定時退勤を目指すのであれば空き時間を有効に使うことは大切です。
1コマ50分と考えると、かなりまとまった時間が取れることがわかります。
- プリントの印刷
- 学級通信の作成
- 授業で使う教材の発注
などが空き時間でできると、放課後の時間に同じ分だけのゆとりの時間が生まれますね。
職員室に戻るとついつい他の空き時間の先生と話してしまって進まないという先生は、空き教室などを利用して一人で集中できる空間を持つのも手です。
小学校だったら音楽や体育などの専科の先生の授業が空き時間になることがあります。
中高の先生と比べると時間は少ないですが、連絡帳への記入やテストの採点など、意外といろいろな作業ができます。
ただし、空き時間は生徒指導など急きょ予定が入ることもあります。
あまりあてにしすぎず、使えたらラッキーくらいの気持ちでいるのがおすすめです。
夜は先に予定を入れておく
仕事の後に予定を入れてしまうのもおすすめです。
制限時間があるので、自然と効率よく仕事を進めることができます。
予定は習い事などの出かける予定でなくても構いません。
「7時からのテレビ番組をみる」も立派な予定ですので、自分の好きなことを考えてみましょう。
周りの先生に「テレビ見たいから定時で帰ります」と言いにくい場合は、詳しくいう必要はありません。
「今日はちょっと予定があるので」と伝えるだけでOKです。
可能であれば前日や朝のうちから周りの先生に伝えておくと、急に仕事を振られて帰れなくなるといったことを防ぐことができますよ。
行事などの準備は予定表を作って早めに動く
学校行事の準備や手配というのも、教員にとっては大きな仕事の一つです。
しかし行事は毎年いつ・何をやるかということが決まっていることが多いため、毎年使えるような予定表やテンプレートを作っておくと仕事の負担を大きく減らすことができます。
新しく行事の担当になった場合は、それまでの先生からやり方やテンプレートがないかを確認しておきましょう。
もし決まった形式がない場合は、多少時間がかかってでも一度テンプレートを作っておくと次の年から楽になりますよ。
- 準備のスケジュール
- 必要な道具
- 行事に関わる業者などの連絡先
- 必要な役割分担
などを一つのファイルなどにまとめておき、行事が終わったらすぐに来年度に向けての改善点などを記入しておくと便利ですね。
周りの先生に遠慮なく頼る
教員の仕事は一人ではどうにもならないことも多いです。
困った時には、同じ学年の先生や職員室の先生に遠慮なく頼りましょう。
そのためには、日頃から職員室内でのコミュニケーションが大切です。
仕事の話だけでなくプライベートの話までできると信頼関係が作りやすく、お互いに支え合える存在になりますね。
特にベテラン先生の授業で使っているテクニックやプリントなどはよく考えられていることが多く、自分の授業に多いに参考になります。
感謝の気持ちを伝えた上で
「この指導の仕方、すごくわかりやすくていいですね!私の授業でも使わせてもらっていいですか?」
とお願いされて嫌な気持ちになる先生はいないはずです。
ただし一方的に頼りきりになったりお願いばかりしてしまうのは相手の先生も気持ち良くありません。
自分のできる範囲で構いませんので、周りの先生が困っている時には協力していくことが大切です。
まずは週1回の定時退勤で残業を減らそう
すぐにできる残業を減らす方法に絞って5つご紹介しました。
一度に全てやろうとするのは難しいと思いますが、試せそうなものからぜひ取り組んでみてくださいね。
教員の仕事は終わりがないものが多いですが、時には早く帰って自分の時間を作ることも大切です。
ぜひ週1回からでいいので、早めに帰宅してリラックスする時間を作ってみましょう!
どうしても教員の残業が解決できないなら転職もあり
「書いてあることは全てやった!それでも残業が解決できない」
「学校の仕組み上、残業せざるを得ない」
「この先ずっと残業が当たり前の生活をして行くのは辛い」
そう感じているなら、教員の仕事にこだわらずにこれまでの経験を活かせる職場に転職するという選択肢もあります。
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