「教員からの転職を考えてネットで調べてみたけど、転職サイトとか転職エージェントとかたくさんありすぎてよくわからない!結局何が違うの?どっちを使えばいいの?」
インターネット上には、求人サイトが数多くありますが、転職を考える時に特に目につくのが「転職サイト」と「転職エージェント」ですよね。
どちらも転職を検討している方向けのサービスですが、実は似ているようで大きく違うサービスなんです。
そこでこの記事では、転職サイトと転職エージェントの違いや、教員からの転職ではどれを使えばいいのかを詳しくご紹介します!
転職を考え始めたばかりの方は特にしっかりと確認しておくと、今後の転職活動も進めやすくなりますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
転職サイトと転職エージェントの違いを一言でいうと?
転職サイトと転職エージェントの違いは「転職活動を手伝ってくれる人がいるかどうか」です。
さらに細かいそれぞれのメリットやデメリットなどをこれからみていきましょう。
転職サイトとは?
転職を考えている人に向けて、様々な求人を紹介しているサイトです。
あらゆる職種を扱っている「総合型転職サイト」と、1つの業界や年代などを専門としている「特化型転職サイト」の2つがあります。
転職サイトのメリット
マイペースで転職活動ができる
転職サイトの最大のメリットは、自分のペースで転職活動が進められることです。
インターネットで好きな時に求人をみて応募ができるので、通勤時間などの空いた時間を有効に使えますね。
会員登録をすれば無料で使えるのでハローワークなどに通うことを考えると費用も移動の費用もかからないのでとても手軽です。
全国どこにいても求人を見ることができる
全国幅広い求人を見ることができるので、都会や地方といった住んでいる場所以外の求人も簡単に見つけることができます。
「今は地方に住んでいるけど、転職先は東京がいい」といった場合でも検索すればすぐに応募したい求人が見つかるかもしれません。
転職サイトのデメリット
求人選びから応募、書類作成などすべて自分で行う必要がある
マイペースで転職活動が進められるということは、裏を返せば転職活動の全てを一人で行わなければならないということです。
一言で転職活動といっても、
- 求人の検索
- 求人への応募
- 必要書類の準備
- スケジュール管理
- 面接対策
- 教員を退職するための手続き
などかなり多岐に渡ります。
また1社の応募だけで決まることはほとんどないため、多い方だと数十社分の転職活動をしなければならないことも。
こうなると時間もかなりかかりますし、結局忙しい教員の仕事の合間に転職活動ができずに諦めてしまうケースもあります。
誰でも応募できるので優良求人は競争率が高い、見ることができない
転職サイトで扱っている求人は公開求人というもので、その転職サイトを利用して入れば誰でも自由に閲覧・応募ができます。
そのため優良求人は競争率も激しく、「応募しようか迷っていたらいつの間にかもう終了していた」なんてことも少なくありません。
また大手企業などの一部求人は非公開求人になっていることが多く、転職サイトでは見ることができません。
転職エージェントとは?
転職に関するプロのキャリアアドバイザーによって、あなたに合わせた求人を紹介してくれる転職応援サービスです。
転職エージェントにも総合型と特化型の2種類があります。
転職エージェントのメリット
キャリアアドバイザーが転職に関わるすべてをサポートしてくれる
転職エージェントの最大のメリットは「転職活動をサポートしてくれる人がいる」ということです。
キャリアアドバイザーと呼ばれる転職に関する専門知識を持った方が、あなたの転職活動をほぼすべてサポートしてくれます。
各転職エージェントによって多少サービス内容は違いますが、
- キャリアカウンセリング
- あなたに合わせた求人紹介
- 必要書類についてのアドバイス、添削
- 面接対策(セミナーや模擬面接など)
- 企業との年収や条件の交渉
- 退職に関するアドバイス
などは、ほぼすべての転職エージェントで標準装備されています。
これらのサービスがすべて無料で受けられるのもうれしいですね。
求人の多くが非公開求人
転職エージェントで扱っている求人は約80%が非公開求人と呼ばれるもので、転職サイトやハローワークなどでは紹介されません。
非公開の理由は様々ですが、
- 募集している職種が公開したくない事業戦略に関わっている
- 優良求人がゆえに応募殺到を防ぐため
- 必要な人材を効率的に採用するため
といった理由が多いようです。
求人票にはない情報がもらえる
転職エージェントではキャリアアドバイザーと直接やりとりができるため、気になる企業や業界に関しての情報をもらえる機会が多いのもメリット。
求人票には出てこない職場の雰囲気や働いている人の様子、女性の働きやすさなどをしっかり確認してから求人に応募することができます。
転職した後に「思っていた仕事と違った」というミスマッチが起きにくくなりますね。
転職エージェントのデメリット
自由に求人を見ることができないことが多い
あなたに合った求人を紹介してくれる転職エージェントでは、転職サイトに比べると自由に求人を見ることはできないことが多いでしょう。
「転職するつもりはないけどちょっとどんな求人があるか見てみたい」というだけの人は、転職エージェントは利用しない方がいいかもしれません。
支店のない地域では利用しにくい
転職エージェントの利用には面談でのカウンセリングが必要な場合が多いため、転職したい地域に支店がない場合は利用しにくいです。
電話でのカウンセリングができる会社もありますので、どうしても転職エージェントのサービスを利用したい場合は確認してみましょう。
転職エージェントを使ったら必ず転職しないといけないの?
ここまで読んでいただいた方の中には、なんとなくイメージで「転職エージェントの方が敷居が高そう…。必ず転職しないといけないの?」と感じている方もいるかもしれません。
確かに実際にアドバイザーに会って対面で転職活動をサポートしてもらうので、途中で転職を辞める場合は気まずそうですよね。
結論から言うと、途中で転職を辞めても大丈夫です。
もちろん転職エージェント側は転職をしてくれる人が多い方が企業から手数料をもらえるのでありがたいですが、無理に転職させて企業から「やっぱりうちの会社とは合わずすぐに辞めてしまった」と言われてしまう方が転職エージェントとしての信頼を下げてしまいます。
転職はあなたの人生のためのものですので、遠慮せずにアドバイザーに素直な気持ちを伝えてくださいね。
結局、教員からの転職にはどっちを使えばいいの?
転職サイトと転職エージェントの違いについてみてきましたが、教員からの転職で利用するなら断然転職エージェントがおすすめです。
転職サイトも空き時間に求人を見ることができるのはいいのですが、毎日多忙な教員の仕事と並行して転職活動をすべて一人でやっていくと言うのはかなり大変です。
転職エージェントは無料登録をした後に面談をする必要はありますが、
- 一人で地道に求人を探す手間が省ける
- 転職に関する相談がいつでもできる
- 一般には出ていない非公開求人が見られる
- セミナーや面接の練習も無料でできる
- 職場の雰囲気や環境など求人票だけでは見えない部分を知ることができる
といったメリットを考えると、教員はぜひ利用したいサービスですよね。
また自分の転職を応援してくれる人がいるというのは、先が見えにくく孤独で不安な転職活動をしていく上で精神的に大きな支えとなりますよ。